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10分間、誰もパソコンの前を離れようとはしなかった。
時々マウスを移動させる音がクリックする音が聞こえて来るから、みんなそれぞれに投票しているのだということは理解できた。
誰が誰に投票しているのか、音を聞くたびに心臓がドクンッと大きく跳ねた。
一瞬、投票を破棄したらどうなるのだとうかと考えたが、それもきっと死ぬ事を意味するだろうと思っていた。
あの男はこの空間を完全に支配しているのだ。
たった10分という永遠のように長い時間が過ぎた時、パソコンの電源がブツッと切れた。
男がそのように設定していたのか、遠隔操作でもされているのかもしれない。
「はい10分経過。みんなパソコンから離れろー」
男にそう言われ友香たちは席を立って元にいた場所に戻った。
みんな、目を合わせようとしなかった。
今は誰もが敵だ。
1チームでも自分のチームに投票していれば、それで死ぬ。
こんなに簡単に人の命が消えるなんて、一体誰が考えていただろうか。
「はい、じゃぁ注目」
10分間、誰もパソコンの前を離れようとはしなかった。
時々マウスを移動させる音がクリックする音が聞こえて来るから、みんなそれぞれに投票しているのだということは理解できた。
誰が誰に投票しているのか、音を聞くたびに心臓がドクンッと大きく跳ねた。
一瞬、投票を破棄したらどうなるのだとうかと考えたが、それもきっと死ぬ事を意味するだろうと思っていた。
あの男はこの空間を完全に支配しているのだ。
たった10分という永遠のように長い時間が過ぎた時、パソコンの電源がブツッと切れた。
男がそのように設定していたのか、遠隔操作でもされているのかもしれない。
「はい10分経過。みんなパソコンから離れろー」
男にそう言われ友香たちは席を立って元にいた場所に戻った。
みんな、目を合わせようとしなかった。
今は誰もが敵だ。
1チームでも自分のチームに投票していれば、それで死ぬ。
こんなに簡単に人の命が消えるなんて、一体誰が考えていただろうか。
「はい、じゃぁ注目」



