範囲指定ゲーム

パソコン自体は何の変哲もない、黒いノートパソコンだ。


画面には男が説明していた通り、左側にチーム名。


右側に殺害方法が書かれた欄があった。


殺害方法は何種類かあり、その中に『首つり』を見つけた瞬間、身の毛がよだった。


先生たちはこれで殺されたんだ。


男が先生たちの名前をここに範囲指定して殺したんだ。


そう思うと、自然と奥歯を噛みしめて怒りに耐えている自分がいた。


戸川先生の事は本当に好きだった。


いつか、卒業するときにでも告白できたらと思っていた……!!


それがもう叶わないのだ。


こんな妙なゲームを作った、あの男のせいで!!


パソコンを投げ飛ばしてやりたい衝動をグッと抑え込み、画面を睨み付ける友香。


その目には涙が滲んでいるけれど、マウスはしっかりと握りしめられている。


「じゃぁ、今から10分間な。開始!」


男の声が聞こえてくると同時に、友香はマウスを動かしたのだった。