範囲指定ゲーム

「お前らチームできたな? よし、それじゃぁ番号つけていくからなー」


男は地面に座ったまま友香たちのチームを指さした。


友香の体がビクリと大きく跳ねる。


「お前らAチームな」


「エ、Aだって」


友香が2人に向けて言うが、2人とも緊張状態でなにも返事はしなかった。


「で、お前らがB」


男は隣にいた心太朗たちのチームを指さしてそう言った。


心太朗が一瞬息を飲み、背筋を伸ばした。


それぞれA~Kまでのチーム番号を付けられるようだ。