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それから3人は一旦食堂へ向かい、朝食をとった。
こんな時でもいつも通りの行動をしている自分に、ちょっと笑えてきてしまう。
「体育館へ行ってみる?」
菓子パンを頬張ったところで真子がそう聞いて来た。
友香は美夏を見る。
美夏は顔をしかめたが、「……一応、行ってみようか」と、言った。
このまま外へ出ようとして殺されたんじゃ、意味がない。
そうなる前にあの男と接触して、帰れるのかどうか確認するつもりのようだ。
本当は一刻も早くこの校舎を出たい。
だけど、その気持ちを押し込めているのがわかった。
3人は食事を終わらせると、その足で体育館へと移動していた。
体育館には相変わらず11台のパソコンが並べられている。
ふと気になった友香はいつも使っているAと書かれたパソコンの前に立った。
画面は真っ暗だ。
電源ボタンを押してみても、なんの反応もしなかった。
最初に男が言っていた通り、使えなくしてある。
それから3人は一旦食堂へ向かい、朝食をとった。
こんな時でもいつも通りの行動をしている自分に、ちょっと笑えてきてしまう。
「体育館へ行ってみる?」
菓子パンを頬張ったところで真子がそう聞いて来た。
友香は美夏を見る。
美夏は顔をしかめたが、「……一応、行ってみようか」と、言った。
このまま外へ出ようとして殺されたんじゃ、意味がない。
そうなる前にあの男と接触して、帰れるのかどうか確認するつもりのようだ。
本当は一刻も早くこの校舎を出たい。
だけど、その気持ちを押し込めているのがわかった。
3人は食事を終わらせると、その足で体育館へと移動していた。
体育館には相変わらず11台のパソコンが並べられている。
ふと気になった友香はいつも使っているAと書かれたパソコンの前に立った。
画面は真っ暗だ。
電源ボタンを押してみても、なんの反応もしなかった。
最初に男が言っていた通り、使えなくしてある。