範囲指定ゲーム

☆☆☆

それから何時間経過しただろうか?


友香がふと目を開けると窓の外はオレンジ色に染まっていた。


もう夕方頃みたいだ。


友香が目を開けた気配に気がつき、美夏と真子も目を開けた。


「……もう、なにも聞こえて来ないね」


真子が小さく呟いた。


「うん……」


美夏は頷く。


校舎内から聞こえてきていた水音は、今はピタリと止まっていた。


誰の声も聞こえて来ない。


「みんな、いなくなっちゃったのかな」


友香が言う。


真子も美夏も、それには返事をしなかった。


ついに3人になってしまった。


でも、対戦チームがいないのだから、これできっとゲームは終わりだろう。


「少し、眠ろうか」


真子が言い、3人はそれぞれの布団で横になったのだった。