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3チームの投票が終わり、友香はぐったりと体育館の壁を背もたれにして座り込んでいた。
みゆたちのチームは相変わらず元気いっぱいに話をしている。
「友香、大丈夫か?」
そんな声が聞こえてきて顔を上げると、心太朗が立っていた。
「心太朗……」
「ちゃんと、言った通りに投票したか?」
そう聞きながら、友香の隣に腰を下ろす心太朗。
「……うん」
友香は心太朗の手を握りしめて頷いた。
「よかった」
ホッとしたように息を吐き出す心太朗に、友香の胸はまた鈍い痛みを覚えた。
今から数時間後に心太朗がこの世から消えてしまうなんて、考えただけでも頭の中は混乱していく。
「心太朗……一緒に生き残ることはできないの?」
「もう無理だよ。だって俺は……Aチームに投票したんだから」
3チームの投票が終わり、友香はぐったりと体育館の壁を背もたれにして座り込んでいた。
みゆたちのチームは相変わらず元気いっぱいに話をしている。
「友香、大丈夫か?」
そんな声が聞こえてきて顔を上げると、心太朗が立っていた。
「心太朗……」
「ちゃんと、言った通りに投票したか?」
そう聞きながら、友香の隣に腰を下ろす心太朗。
「……うん」
友香は心太朗の手を握りしめて頷いた。
「よかった」
ホッとしたように息を吐き出す心太朗に、友香の胸はまた鈍い痛みを覚えた。
今から数時間後に心太朗がこの世から消えてしまうなんて、考えただけでも頭の中は混乱していく。
「心太朗……一緒に生き残ることはできないの?」
「もう無理だよ。だって俺は……Aチームに投票したんだから」