範囲指定ゲーム

☆☆☆

そっと音を立てないようにドアを開くと、みんなまだ夢の中だった。


友香は後ろ手にドアを閉めて自分の布団に横になった。


布団の柔らかさにホッと息を吐き出す。


「戻って来たんだ」


そんな声が聞こえてきてハッと息を飲んで振り返ると、みゆが目を開けていた。


「う……うん」


「心太朗と一緒だったの?」


「そうだよ……」


返事をしながら、友香の心臓はドクドクとうるさいくらい早く動いていた。


みゆに不審に思われたかもしれない。


体から妙な汗が噴き出すのを感じていた。


「付き合う事になった?」


そう聞かれて、今度は心太朗とのキスシーンを思い出して顔がカッと火照ってしまう。


その様子を見たみゆが小さく笑った。


「友香ってほんとわかりやすいよね」


「そ、そうかな……」


ボソボソと返事をして、布団を口元まで引き上げた。