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どうにかトイレに印をつけた3人は次の目的地となる、1階の会議室へと向かっていた。
1階には先生たちの部屋もあるため、杏珠の気持ちは比較的落ち着いていた。
先生はいつでも生徒を助けてくれる正義のヒーローだ。
なんてことは思っていないけれど、悲鳴を上げれば間違いなく助けに来てくれるだろう。
「会議室ってどこだっけー?」
ここへ到着したときに一通り見て回ったものの、一回ですべての場所を把握するのは困難だった。
今はライトの明かりだけが頼りだし、迷子になってしまいそうだ。
「こっちじゃなかったっけ?」
階段を下りて右手の廊下を進みながらメイが言った。
前方にはTの字になった廊下があり、左右どちらかを選択しなければいけない。
メイは左の廊下を指さしている。
「本当にあってる?」
杏珠は念入りに確認しながらその足を進める。
こんな中迷子になるのだけはごめんだ。
さっさと終わらせて帰りたい。
「あってるよ。ほら」
突き当りまで来て右手の廊下を照らし出すと、確かに会議室と書かれたプレートがあった。
「あそこか」
杏珠はホッと胸をなで下ろしてそう言った。
どうにかトイレに印をつけた3人は次の目的地となる、1階の会議室へと向かっていた。
1階には先生たちの部屋もあるため、杏珠の気持ちは比較的落ち着いていた。
先生はいつでも生徒を助けてくれる正義のヒーローだ。
なんてことは思っていないけれど、悲鳴を上げれば間違いなく助けに来てくれるだろう。
「会議室ってどこだっけー?」
ここへ到着したときに一通り見て回ったものの、一回ですべての場所を把握するのは困難だった。
今はライトの明かりだけが頼りだし、迷子になってしまいそうだ。
「こっちじゃなかったっけ?」
階段を下りて右手の廊下を進みながらメイが言った。
前方にはTの字になった廊下があり、左右どちらかを選択しなければいけない。
メイは左の廊下を指さしている。
「本当にあってる?」
杏珠は念入りに確認しながらその足を進める。
こんな中迷子になるのだけはごめんだ。
さっさと終わらせて帰りたい。
「あってるよ。ほら」
突き当りまで来て右手の廊下を照らし出すと、確かに会議室と書かれたプレートがあった。
「あそこか」
杏珠はホッと胸をなで下ろしてそう言った。