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「う～ん……あたしは、千夏の意見に賛成する」


「え……？」


「遅かれ早かれ、あたしたちは死ぬかもしれない運命なんだよ？　動物に襲われて食べられるのって一番つらい死に方だと思わない？」


そう聞かれて、千夏は黙り込んでしまった。


今までゲームで死んでいった仲間たちを思い出す。


彼等はみんな何者かに操られているようだった。


苦しいとか、怖いとか、辛いとか。


そんな感情、死ぬ間際の彼らからはちっとも感じとることはなかった。


それはある意味幸せな事であったかもしれない。


動物に食べられて死ぬというのは、誰にも操られず苦痛をダイレクトに味わいながら死ぬと言う事なんだ。


同じ死でも、その意味は随分と違ってくる。


「美樹……手伝ってくれる？」


そう聞いた千夏に、美樹は嬉しそうにほほ笑んだのだった。