桜はまるで誰かに操られているかのように、屋上から落ちて行った。


だとしたら、みんなも……?


友香はフラフラと歩き出した。


「みんなを……探さなきゃ」


そう呟くと、心太朗が大きく頷いた。


「あぁ。行こう。みんなで手分けをして探して、そして止めよう」