1時になり、友香はパソコンの前に座っていた。


マウスを握る手に汗が滲み、呼吸が乱れて来るのを感じる。


できれば今すぐこの場から逃げ出したい。


だけどそれもできないまま、友香は決めた通りEチームの名前をコピーした。


できれば苦しまずに死ねる方法がいい。


そう思って隣の欄を見るけれど、苦しまずに死ねる方法なんて書かれているわけもなくて、友香はギュッと目を閉じた。


ごめん桜。


ごめん由奈。


ごめん真緒。


みんなことが嫌いなワケじゃない。


むしろ好きだ。


大好きだ。


だけどあたしはやるしかない。


キツク目を閉じたまま、マウスをゆっくりと動かした。