「あたしは花のいるGチームに投票する」


杏珠がみんなに宣言するようにそう言った。


「それなら、あたしはIチーム。透子たちのチームを選ぶ」


美樹がそう言い、視線を友香へと向けた。


友香は一瞬たじろいたが、美樹の視線を受け止めた。


残されている女子のチームは1つだけだ。


「じゃぁあたしは……Eチーム。桜のいるチームに投票する」


そう、言ったのだった。