で、次の日

「夏帆準備した?」
「うん、あすかは」
「オッケー」

「パジャマっていうかスエットだよね?」
「うんあたしも、スエットだから」

「じゃーいきます?」
「だね、嫌だけど」
「まぁね」



病院にいって、受付をしたら、
「入院手続きしてあるよー」
って言われて、

「じゃー小児科だね!がんば!」

って、親しい受付の人にいわれて

小児科の方にいった。

医局にいったら、

「あっ、きたきた!」

「あっ、雅人、」

「いくか、」

「「うん」」

そして、連れてこられたのは、

「ここだから」

「ここですか、夏帆ここだって」
「ここねー、」

「あそこの、2つ並んで空いてるベット
あすかと夏帆なー!」

「まぁー、他のチビちゃんと仲良くな」

「「はーい」」

で、荷物置いて、棚とかに直したりして、
「夏帆、大部屋だね!」
「だねー!楽しそう」
「さすが、わかってらっしゃる」
「だねー」

そう、子供好きのあたし達にとって

子供の大部屋は、ちょー好きなの


「おねぇちゃん達も入院?」

「そうだよー」

「お医者さんなのに」

「うん、ちょっとね、」

「そうなんだ、でも
おねぇちゃん達毎日いるからやった」

「ふふ、あたしもゆいちゃんたちと
一緒、嬉しい」

「夏帆も嬉しい!」

なんて、もう、同化しちゃってます。

ちなみにゆいちゃんとは、この病室にいる
女の子。

喘息と心臓とで入院中。

お昼ご飯から病院なんだけど、

「ご飯だよー」って持ってきたのが

「なんで、葵たちなの?」

えっ、俺ら小児科いっとき担当なの

なんていわれて、

「「まじかー」」

「なんだよー、ちゃんと食べろよ」

「わかってるよ、楓!」

でも、あいつらがいなくなって、

「「食べれない」」

「はもったね、夏帆も?」
「うん、でも食べないとね?」
「だよねー」

って、いってから食べ始めたけど

3分の1ぐらいで、

「「お腹いっぱい」」

「残す?」
「残しますか!」

っていって、返すとこに持っていったんだけど

「あれ?残してる」

「先輩!」

「残していいの?」

「だってねー」
「うん、食べれないから」

「まぁーいっか、
てか、入院がんば!」

「「はーい」」

っていって、別れた。

「先輩でよかったね」
「だねー、あれが爽たちだったら」
「考えただけで怖いかも」