北野 舞花side



それから数日がたった。



「…はぁ。」



あれから先輩とは全く会っていない…というか、私が避けている。



朝は遅刻ギリギリに来て、帰りはそそくさと帰る。



先輩は私が告白聞いてたなんて知らないからわけがわからないだろう。


でもーー避けられずにはいられなかった。



クラスの方はというと、私をいじめられっ子に戻してあげる、と言ったきりなにもない。



多分、小野くんとかの生徒会にバレるのが怖くて何も出来ないのだろう。



それでもいつ、陰湿な嫌がらせが来るかわからないから警戒しとくに越したことはないだろう。