レオくんの言葉どおり、わたしの顔は今火傷しちゃいそうなくらい熱い。

けれど、なによりも心臓がドキドキとうるさくて、レオくんに聞こえちゃはないか心配になった。


ど、どうしよう……ドキドキって、止まらない……

顔、熱いよ……っ。



「さ、そろそろ戻ろっか?多分夏目ももう買えたんじゃないかな」

「う、うんっ……」



夏目ちゃんと合流するまでずっと、わたしの心臓が鳴り止むことはなかった。

そして何故か、それ以来レオくんの顔が直視できなくなってしまったのだった。