まだ少し顔が赤いレオくんは、照れくさそうにしながらも、眩しい笑顔を返してくれる。



「どういたしまして。俺も、ある意味初めてがいっぱいだよ」

「あ、ある意味?どういう意味、かな……?」



首を横に倒したわたしに、レオくんは一瞬、口の端を持ち上げて意味深な笑みを浮かべる。

そして、突然顔を近づけてきた。


レオくんの綺麗な顔がすぐ目の前にきて、顔がボボッと熱を持つ。


え、えっ……!



「……それは秘密」



レオくんは唇をわたしの耳元に寄せて、いつもより色っぽい声で囁いた。


っ……!

な、なに、今のっ……!



「ふふっ、みーこちゃん顔真っ赤」

「……!?」