くすくすと、笑うレオくん。

だってわたし、こんな素敵なプレゼントをもらったの……初めてだもん……!



「……うんっ……とっても嬉しいっ……」



自然と、頬が緩んでしまう。

わたしはうさぎを抱きしめたまま、レオくんに向けて微笑んだ。


ありがとうっ……一生大切にするね……!



「……っ」



レオくん……?



「それは……反則、でしょ」



顔が、真っ赤……?



「どうしたの……?だ、大丈夫?」

「う、うん……大丈夫だよ」



心配で顔を覗き込もうとすると、レオくんは自分の手で見えないように隠した。

それでも横から見えてしまうレオくんの顔は、りんごみたいに真っ赤になっている。