鞄から出したお弁当を、机に広げた時だった。
「みーこちゃん、お昼一緒に食べようよ」
……え?
レオくんが、声をかけてくれたのは。
レオくんな席には、夏目さんの姿もあった。
わ、わたしも……一緒に食べて、いいのかな……?
夏目さんの、迷惑にならないかな……っ。
「ほら、机くっ付けよ」
テキパキと用意するレオくんに、返事をする間もなく、3人でふたつの机を囲う。
ちらりと夏目さんの顔色をうかがうと、眉間にシワを寄せ、不機嫌そうに腕を組んでいた。
お、怒って、る……!?
ど、どうしよう、な、なにか言わなきゃ……!
「あ、あの……!」

