それがとても気持ちよくて、嬉しくて、じわりと心があったかくなる。
レオくんは……なんでこんなに、温かいの?
さっきまで、あんなに寂しかったのに、
あんなに切なくて、胸がぎゅって痛かったのに、
……今はとっても、温かい気持ち。
レオくんの優しさに、わたしの涙もいつの間にか引っ込んでしまった。
せっかくレオくんが慰めてくれたのに、めそめそしちゃダメだ……。
わたしも、レオくんみたいに優しくて、かっこいい人になりたいなぁ……。
「あの……レオ、くん……」
「ん?どうしたの?」
「どうしたら……レオくんみたい、に、みんなと仲良く……な、なれるかな……?」

