ま、眩しいっ……!



「は、はいっ……」



凰牙さんの後をついていくように、わたしも教室へと入った。

何故だか、一斉に集まる教室中の視線。


クラスメイトたちは話すのをやめて、こちらを凝視していた。


え、えっ……な、なんでっ……

そう思ったけれど、理由なんて明白だ。


みんな……凰牙さんを見てる。

そうだよね、こんな綺麗な人、自然と魅入っちゃう。



「あの人だよ、凰牙レオくん」

「近くで見るとほんとかっこいいんだけど……」


「ていうか、隣の子かわいくない?」

「ちっせー、お人形さんみたいなんだけど」