そう決めた俺は、最後の手紙を書いた。 今までもらった返事を見ながら。 はじめて手紙を下駄箱に入れた時、返事が来て、俺は本当にうれしかった。 舞い上がってしまうほど、うれしかった。 それから、何度も何度もやり取りをして... 奏音さんは俺のこと、『りょうさん』と、そう呼んだ。 俺のことを知らないはずなのに、俺の名前が書かれたときは、ドキッとした。 ・・・あぁ、運命なのかな。 何て、柄にもないことを思ったりして。 ああ、楽しかったなあ。 本当に、本当に楽しかったなあ。