3年前の君へ 〜下駄箱536の1つ下の秘密〜






「なんだ、お前。
 奏音ちゃんと、手紙のやり取りをすることになったのか?!
 お前、成長したなあ。」

よしよし、と頭をなでてくる透馬。

その手をふりほどきながら、俺は答えた。

「やめろよっ。違うから。
 奏音ちゃんは、俺のこと知らないし。」

「はあ?なんだそれ、どういうこと?」

俺の言葉に、透馬は顔をしかませ、聞いてきた。

「俺は、今の奏音ちゃんが知りたいの。
 だから、手紙を出したんだよ。
 俺だって、まさか返ってくるなんて思ってなかったんだよ。」

「ふ~ん。」

あまり、納得していないような顔だったが、一応それで引いてくれた。