「なんだ、お前。
奏音ちゃんと、手紙のやり取りをすることになったのか?!
お前、成長したなあ。」
よしよし、と頭をなでてくる透馬。
その手をふりほどきながら、俺は答えた。
「やめろよっ。違うから。
奏音ちゃんは、俺のこと知らないし。」
「はあ?なんだそれ、どういうこと?」
俺の言葉に、透馬は顔をしかませ、聞いてきた。
「俺は、今の奏音ちゃんが知りたいの。
だから、手紙を出したんだよ。
俺だって、まさか返ってくるなんて思ってなかったんだよ。」
「ふ~ん。」
あまり、納得していないような顔だったが、一応それで引いてくれた。

