俺の今の一番の興味は、夢の中の彼女。
他の女子たちには、正直言ってあまり興味がない。
「お前ばっかずるいよなあ。」
そんなことを言っている透馬だって、ひいき目なしにかっこいいとは思うけど。
というか、毎月告白されているのはこいつだ。
羨ましそうに俺を見ている透馬を横目に見ながら、俺の視線は廊下に向かっていた。
探し始めてからもうすぐ2週間。
彼女が見つかる気配は、全くない。
このまま見つかることはないだろう、というかそもそも夢自体、夢の中での出来事で、それ以上でもそれ以下でもないのかもしれない。そう思いはじめていた。
諦めかけ始めた、その時。

