『涼ちゃん、涼ちゃんの卒業アルバムみたい!』
夢の中で、彼女は突然、俺に向かってそう言った。
『えー、やだよ。恥ずかしい。』
俺はコーヒーを飲みながら、拒否した。
『いいじゃんー。涼ちゃんの小学校の時、中学校の時、高校の時...
どれも私は知らないから。知りたいなあ。』
そう言って俺を見る彼女に、俺は弱い。
(顔は見えていないけど、夢の中の俺はこれでほだされてるから、たぶん弱い。)
俺は本棚から3つの卒業アルバムを引っ張り出して、彼女の前に置いた。
『・・・え。』
1つの卒業アルバムを見た彼女が、固まっていた。

