3年前の君へ 〜下駄箱536の1つ下の秘密〜






『涼ちゃん、涼ちゃんの卒業アルバムみたい!』

夢の中で、彼女は突然、俺に向かってそう言った。

『えー、やだよ。恥ずかしい。』

俺はコーヒーを飲みながら、拒否した。

『いいじゃんー。涼ちゃんの小学校の時、中学校の時、高校の時...
 どれも私は知らないから。知りたいなあ。』

そう言って俺を見る彼女に、俺は弱い。
(顔は見えていないけど、夢の中の俺はこれでほだされてるから、たぶん弱い。)

俺は本棚から3つの卒業アルバムを引っ張り出して、彼女の前に置いた。


『・・・え。』

1つの卒業アルバムを見た彼女が、固まっていた。