『お名前がわからないので、りょうさん、と勝手に呼ばせていただきますね。

 りょうさんは、どうして私がこのキャラクターが好きだと知っているんですか?』


りょうっていう名前は、私が好きな名前。

彼氏、っていうことには、あえて触れなかった。

・・・なんとなく。


あとは、少し試してみた。

本当に未来の私を知っているなら、きっと理由も知っているはずだから。



それにしても、未来の彼氏(本当かはわからないけど...)と話すのに、敬語って...

って、もういろんなところが不思議か・・・



書き終えた手紙を二つ折りして、帰りに536の1つ下に入れる。






こうして、私と彼(りょうさん)との不思議な手紙のやりとりが始まった。