その瞬間、彼女は突然足を止め周りをきょろきょろしだした。 彼女の視線の中に、俺の姿はたぶん入っていない。 3年ぶりにみた奏音ちゃんの顔は、高校生のときより、少し大人っぽくなっていて、きれいだった。 奏音さんの顔を見た俺の胸はざわざわと騒ぎ出す。 俺はうれしくなって、思わず頬が緩んでしまった。 そして、彼女のもとへ小走りで近づき、後ろから彼女に声をかけた。