「まずは女風呂から」
慎重にのれんを潜って中に入ると、営業していると確信させるほどに綺麗だったものの、弱々しい蛍光灯の光がなんとも不気味だ。
キョロキョロと中を見てみるも、客の姿はおろか脱衣所が使われている形跡はない。
何より、風呂場へ続く扉にはベニヤ板が打ち付けられており、完全に閉鎖されていた。
これでは浴槽のある場所へは入れない。
一体誰が打ち付けたのだろうか、板は雑に入り口を隠している。
まるで立ち入り禁止の黄色いテープのようだ。
他に扉が無いか辺りを見渡すと、トイレの入り口らしきものが目についた。
木目調のよくある木の扉だ。
近付いて見てみると、ノブの所には空室を示す青いマークが出ていた。
扉の向こうには人の気配はない。
私は念のためにノックをしてから扉をゆっくりと開き、そっと中を伺い見た。
慎重にのれんを潜って中に入ると、営業していると確信させるほどに綺麗だったものの、弱々しい蛍光灯の光がなんとも不気味だ。
キョロキョロと中を見てみるも、客の姿はおろか脱衣所が使われている形跡はない。
何より、風呂場へ続く扉にはベニヤ板が打ち付けられており、完全に閉鎖されていた。
これでは浴槽のある場所へは入れない。
一体誰が打ち付けたのだろうか、板は雑に入り口を隠している。
まるで立ち入り禁止の黄色いテープのようだ。
他に扉が無いか辺りを見渡すと、トイレの入り口らしきものが目についた。
木目調のよくある木の扉だ。
近付いて見てみると、ノブの所には空室を示す青いマークが出ていた。
扉の向こうには人の気配はない。
私は念のためにノックをしてから扉をゆっくりと開き、そっと中を伺い見た。
