サイレント ヴィレッジ

隔離部屋……私が出てきた所がそうだろうか。

確かに外界から隔離されたような、閉鎖的な空間だった。

一体この地図は何なのだろう。

地図に見入る私の服の袖を、不意に何かが引っ張った。

「きゃっ!何っ!?」

慌てて視線を隣に向けると、そこには着物を着た小さな女の子が立っていた。

「あなた……誰?」

少女は俯いたまま答えない。

覗き込むようにして少女の顔を見ると、誰かに似ている。

ハッと三森の話を思い出した。

目の前の女の子は、昔の自分とそっくりではないか。

という事は、これは夢?

金縛りにあったかのように動けない私に、少女は何かを懸命に伝えようとしているようだった。

悪い子じゃないのかも。

何故かそう思った。

少女は急に顔を上げると、後ろを振り返った。