サイレント ヴィレッジ

悲鳴なんて上げている場合じゃない。

出口を目掛けて飛び込むように部屋を出ると、必死になって闇の中を駆け抜けた。

後ろを振り返ってはいけない。

直感的にそう思った私は、無限に続く闇の回廊をひた走る。

「なっ、何でっ……出口が…無いっ」

息も切れ切れに足を止めた。

前方には果てしない暗闇が続く。

後ろを振り返ってみると、さっきまで居た部屋の明かりがなくなっていた。

どこまでも果てしない闇が続いている。

「……どう、なってるの?」

呟きは闇に溶けた。

静けさの中に、私の靴音だけが響き渡る。

疲れ果てた私は、しきりに後ろを確認しながらもゆっくりと進んで行った。

慎重に歩を進めていると、前方から急に光が見えてくる。