穂乃香の失踪が誘拐の可能性が高いからか掃除は一切免除となり、私は急いで生徒玄関へ向かった。
玄関付近の廊下がやけに騒がしい。
見回りの警官が巡回でもしているのだろうと思い下駄箱に行くと、一年らしき女子数名がきゃあきゃあとはしゃいでいた。
イケメンの警官でもいるのかと気になったものの、それどころじゃない事態になっては困ると慌てて靴を履き替えた。
「琉衣っ!」
呼ばれて顔を上げると、スーツ姿の享也と目があった。
スーツはいつもの仕事着で、急いで来てくれたのが伺える。
さっきの黄色い悲鳴は享也のせいか。
なんていったってスーツ姿の享也は格好良いから。
仕事を切り上げて来てくれたのか、胸元には弁護士バッチが光る。
「お疲れ様、もう仕事終わったの?」
わざわざ玄関まで迎えに来てくれた享也に尋ねると、彼は顔をしかめた。
「まだ大丈夫なんだな?」
「えっ?……う、うん。平気だよ」
真剣な眼差しに、一瞬言葉に詰まる。
享也にぐいと腕を捕まれ、引きずられるようにして玄関を出た。
玄関付近の廊下がやけに騒がしい。
見回りの警官が巡回でもしているのだろうと思い下駄箱に行くと、一年らしき女子数名がきゃあきゃあとはしゃいでいた。
イケメンの警官でもいるのかと気になったものの、それどころじゃない事態になっては困ると慌てて靴を履き替えた。
「琉衣っ!」
呼ばれて顔を上げると、スーツ姿の享也と目があった。
スーツはいつもの仕事着で、急いで来てくれたのが伺える。
さっきの黄色い悲鳴は享也のせいか。
なんていったってスーツ姿の享也は格好良いから。
仕事を切り上げて来てくれたのか、胸元には弁護士バッチが光る。
「お疲れ様、もう仕事終わったの?」
わざわざ玄関まで迎えに来てくれた享也に尋ねると、彼は顔をしかめた。
「まだ大丈夫なんだな?」
「えっ?……う、うん。平気だよ」
真剣な眼差しに、一瞬言葉に詰まる。
享也にぐいと腕を捕まれ、引きずられるようにして玄関を出た。
