「えっ、待って!もう行っちゃうの!?」 「あぁ、仕事を任せてきているとはいえ、あっちも手一杯だからね」 「じゃあ織、旅館をよろしくね」 「「「「いってらっしゃいませ」」」」 お付きたちのその言葉を聞くと、パパとママは空港へと向かって行ってしまった。 ここには呆然とした私と、4人のお付きたちだけが残された。