「松下さん、やめたんだ?」 「えぇ……って、私の名前何で知ってんの?」 「美術部は……部員少ないから…みんなの名前知ってるよ」 「ふぅ~ん」 と、私は、意外や意外……自分の名前を知っていた、このイケメンにひどく驚いた。 私……は、このイケメンの名前なんて知らない。 さっきから何、書いてんだろう? と、気になった私は、その生徒に近づいて行った。