「…ちゃんと1人で来たんだー。」

麻里が、普段と違う低い声で私を睨みながら言った


「‥それが麻里の本性?」

ぶりっ子って…本性やべーっと内心思ってた私だけど。。


「うん、そーだけど?」


間延びした小文字がなくなっておる…‥。




‥あ、ふざけてはダメだっ!

演技演技…私はハリウッド女優だ


女優‥女優女優!

「どっ、、どうしたの?こ‥ここ、こんなところに呼び出して…。」



女優さんになろうとしすぎて‥噛みすぎた…。

「ふっ‥‥私がINUの姫になりたいんだよね。ね、やめて?INUの姫」



そう言って私に怖い笑みを浮かべてきた麻里。