プラネタリウム

今年も終わろうとしてた…。

俺は家にいた。

初詣、誘われたけどバイトもあったし面倒で断った。

メールだ…「あかねちゃん」

横になってた俺は一ガバッ一と起き上がった。

気付けば電話してた。

声は元気そうだ。

結局、マフラーの事名乗ってしまった。

バカだよな…俺。


少しでも話せた事が俺は嬉しかった。

明日はバイト。

ヤル気なし‼

だけど…あかねちゃんがいた。

マジ…?

わざわざ俺に会いに来てくれた…。

でも、痩せたな…あかねちゃん。

バイト終わりまで待っててくれた。

余計、仕事手につかない。

この子といるとペースが乱れる。

悪い意味じゃないよ。いい意味で。

バイト終わってあかねちゃんのところに行くと、小さな箱を渡された。

ピアスだ…これは映画見に行った時に買おうか迷った物。

すごく嬉しかった。

しかも誕生日覚えててくれた…俺期待していいのか?


だけど…話すとわかるんだ。

恋をしようと思ってないって。

切ないな…恋って。


俺は完全に告白するタイミングを逃した。

「友達以上恋人未満」ってヤツ?


でもこのままでいいかもな。

今になってこの関係を壊すのは嫌だ。


悠李にはチクチク言われる。

男気がないとか…ラブラブなヤツはいいよな。

悠李は彼女に本気だ。
うらやましい…。


最近、あかねちゃん変わった。

彼氏できた?恋でもした?

髪型かわいい…柔らかそうな髪。


聞けない。聞きたくない。

こういう時、他校って損?

見えないから気になる。
見たくない事は見えないから助かるけど。

あかねちゃんは進路に向けて頑張ってる。

バイト先も変わって前みたいには会えなくなった。

勇気がない俺はあかねちゃんとの距離を縮める事も出来なくて、嫌気がさしてきた。

連絡は取ってるけど、肝心な事は言えずに終わる。

そんな感じで過ぎた時間。



今年のクリスマスは絶対気持ち伝える。

俺のケジメ。


そう決めた。

決めた事は絶対だ。


その決戦の日。

映画見たけど、上の空で内容を全く覚えてない。

気まずそうなあかねちゃん。

よし‼


言えた…好きだと伝えた。

答えがほしい…

「信じていいの?不安で…」

そう言われた時決めたんだ。

あかねちゃんの不安は俺が全部受け止める。

悲しませない。そう決めた。


晴れて彼女ができた俺。

恥ずかしくて手を繋ぐのが精一杯だ。

それ以上はできない。

恥ずかしいから。


ペアリング…眩しい。

俺は今で十分幸せだ。


だけど…俺は不安だった。

「元カレ」の存在。

だけど聞かない。知れば知るほど不安が増える。

だったら知らない方がいい。

軽い男だと思われるのも御免だ。

だけど、さっき俺の部屋で気持ちよさそうに寝てるあの寝顔は反則だ…。

だから外に連れ出した。


俺が冷静になりたいから。


失いたくないから…大切にしたい。

それだけ。


悠李は俺達をバカにする。

ガキかよ…ガキで結構だ。