友夕「遥さんの目が覚めたらしいんだよ。でも、3年間眠ってたせいで体の自由がほぼきかないうえに記憶がほとんどない。」
筋力低下は覚悟してたけど…そこまでか。
ってか、遥の目が覚めたんだな。
芹明「珠明はそばにいてやらなくていいのか?大切な人が大変な時こそ支えてあげるのがお前の役目だろ。」
珠明「そうだけど…私のことは一切、覚えてない。見ず知らずの人間が近くにいるなんて遥にストレスがかかる。」
珠明…。
芹明「私のせいで苦しめて、すまない。」
珠明「芹明のせいだなんて思ってないよ。」
珠明は優しすぎる。
私とは大違いだ。
芹明「やっぱり、私は族の人間として失格だな。」