友夕「芹明もこう言ってることだし。別荘行く?それとも榊さんに頼んで防犯カメラ持ってきてもらう?」

防犯カメラ!
存在忘れてたわ。

まぁ、親には榊が報告してるだろうし。

昨日も榊がいる前でだったし。

別にいいか。

真太「もう、行こうよ!芹明さんの別荘。」

真太…お前がいちばんまずいんだよ!

芹明「好きにしろ。」

珠明「芹明。光を探すのを諦めちゃダメ。辛い現実から逃げちゃダメ。それは、遥も言ってたでしょ?」

珠明?

芹明「急にどうした?」

珠明「なんとなく?」

なんとなくでも急すぎんだろ。

なんかあったのか?

芹明「何があった?」

珠明「何もないよ。」

芹明「私に嘘が通用すると思ってんのか?」

珠明「思ってないよ。ただ…」

言葉に詰まるってことは絶対なんかあるな。