芹明「そうなんじゃない?」
珠明「相変わらずだね。芹明は。一回くらいは行けば?」
芹明「明日は暇だしクラス発表だし行く。一年の時も1ヶ月に一回は行ってた。」
空海「よくそれで上がれたよね。留年とかないの?」
芹明「あの高校、テストが全てだから。テストさえ受けてれば出席日数はなんとかなる。理事長が魔王だから。」
珠明「魔王って呼べるのも芹明だからなんだろうけど麻央-Mao-さん怒らない?」
怒るも何も…諦めてるんでしょうね。
空海「麻央さん、お姉ちゃんには甘いから。」
珠明「確かにね〜」
芹明「煩いんだけど…そろそろ部屋戻っていい?」
空海「ごめんごめん。」
私の家は気付いた時には両親が海外暮らしだから、何が普通の家族で何が当たり前の環境なのかわからない。
でも、珠明も空海も両親が海外暮らしのことを気にしてない。