《芹明SIDE》

珠明「皆の諸君!聞くがいい。今日は姫蝶も来ている。」

遥「マジで言うのか?」

芹明「黙ってろ。」

とりあえず、今の間にポニーテールにしたから耳には姫蝶の証のピアスがついてる。

みんな「!!!」

遊也「姫蝶…。」

芹明「まぁ、気づいてた奴らもいると思うけど、私が正真正銘の姫蝶だ。同盟を組んでる族でも私の正体をバラした奴は容赦しねーから覚悟しとけよ。」

みんな「押忍っ!」

うるせーな。

理事長「だいぶ、芹明も明るくなったな。」

そうか?

珠明「確かにね。」

遥「前を向き始めたんだな。」

芹明「それは、どーかな?」

こいつらはまだ知らないんだよ。
これから起こる悲劇を。

あいつが動き始めたんだよ。

秋生の次に私が恐れているあいつがな。

まぁ、殺られるのは私だけでいい。