星に願いを


夕飛が闇に染まった原因は私だったんだ。

友夕「夕飛、ごめん。夕飛も辛かったはずなのに私が記憶なくしたままだったから。」

夕飛「謝るのはこっちの方だ。友夕が夏生さんに脅されてんの知ってたのに助けなくて。」

知ってくれてたんだ。

友夕「夏生に脅されてた事、知ってくれてただけで十分。それだけで夕飛の優しさ感じられるから。」

夕飛「本当にごめん。」

えっ?
夕飛が自分から私を抱きしめてる?

あの女嫌いの夕飛が…。

友夕「夕飛。大丈夫なの?私なんかに触れて。」

夕飛「ようやく解放された。姫蝶さんに言われたんだ。俺が友夕を闇から救えって。」

芹明…姫蝶ってバラしたのね。
それに夕飛に闇を救わせるって…芹明らしいからいいけど。

友夕「夕飛。ちゃんと前に進めたね。」

夕飛「これも全部、姫蝶さんと友夕のおかげ。」

友夕「そうだね。芹明に感謝しないと。」