この坂道を上った 毎日 彼に会えるから この坂道を下った 大好きな彼の後ろに乗せてもらって 彼には大好きな人が居たから 何も伝えられなかったけど 先輩の特権を利用して 放課後の短い時間 彼を独占した 彼は気付いていただろうか きっと気付いていたのだろう それでも私の好きにさせてくれていた 思い出すのは彼の優しい顔ばかり