なんか遠藤くんって、私が見るといつもこっち向くじゃない?



視線そんなに感じてるの?




冬実は興味津々な顔で話しかけてくる。





「え~もしかして、遠藤くんなの?」




「うん」



コクン。


私は頷いた。





「遠藤くんって、性格良いって評判だよ。それに、うちらのこの学年の女子の間じゃ、ちょっとした有名人。結構人気みたいだよ」