それから1ヶ月勉強の期間があった。
色々な試験手続き、入学のための手続き、とか俺は特に厄介だったから
予想以上に時間がかかった。
特に保護者として機能しなくなった
クソ親父のせいで
保護者探しは大変だった。
一応、数回程度あった事ある
親戚全部回ってお願いしたけれど
数回あっただけの子供の
保護者をしてくれる人はいなかった。
それで、悩んでいると美空の両親が
「じゃあ、私達が保護者になろうか?
葵くんがいいなら書いてもいいよ。
もちろん名前だけじゃなくて
これから家族としてやって行こうよ。」
って優香さんは言ってくれて健さんは
「そうだな。葵くんと
家族としてやって行きたいな。」
俺はその場にたって
「ありがとうございます!
絶対、このお礼、返していきます。」
って言って深く深く頭を下げた。
すると優香さんが
「なに言ってんの〜!家族なんだから
返すとかそういうのはナシなのよ。」
「家族なんだから遠慮と我慢は禁止!
だからな。葵!」
って優香さんと健さんは
俺を家族として迎え入れてくれた。
でも、養子縁組とかは
色々、手続きが大変らしく
それでもしようと言ってくれた
優香さんと健さんを断って
俺がしなくていいって言った。
そんなこんなで無事に編入試験も合格して
手続き等もどうにかなった。



