龍と羽と天才【完】



「キレー……」

「だな」



見とれてた。こんな巨大な水槽に何千匹もの魚達が泳いでいて

上から当てられた光が鱗に反射して幻想的だった




「魚ってこんなに綺麗だったんだ…」

「でかいな……写真撮るか?」

「いいの?」

「好きなだけとっとけ」



そういう所が優しい

自覚してないだろうけど、さり気ない気遣いができる

笑い方も優しい……ちょっと照れる…




「じゃぁ、來龍も一緒に撮ろうよ!」

「はぁ!?何でだよ」

「いーじゃん。ね!」




やっばりダメかな……來龍写真とか嫌いそうだし…



「…はぁ、わかった。1枚だけだぞ」

「ありがとう!」



やっぱり優しい



二人で並んで写真を撮る

でもね、

1枚って言ったけど。


連写しないとは言っていない…!




パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャ!!!



「あ!お前!連写しやがったな!」

「一枚と入ったけど、連写しないなんて言ってませーん笑笑」