龍と羽と天才【完】



「っ碧羽!」



大勢の人の声とともに、來龍が入ってくる


「てめぇ、碧羽に何しやがる!」

「おっと、俺は何もしてないって。ただあんたに話があっただけだ」

「ならこんなことしてないで、俺を呼び出せばいいだろ!」



それもそうだね



「來龍、落ち着いて。私は無事だし、さっき説教したから」

「は?……説教って…はぁ、気が抜けた」

「俺も」



まぁ、そのへんは置いておいて



「で、加賀美組若頭さんが、なんの御用?」

「やっぱり知ってたのか」

「一応ね」



加賀美組___この地域における、3大勢力の一つ
昔から、貴良組とは同盟を組んでいたらしいんだけど、先々代辺りから活動が激しくなってきた



「で、何?」

「……うちの組を潰してほしい…」

「うちって…加賀美組をか?!俺たちだけで潰せると思ってんのか?」

「いや、思ってない。だからお前に頼んでるんだ、神岡組若頭」