精一杯の想いを君に贈る*この想いは君にだけ



あっ、そうだっ!


頭の中にピーンっといい考えが浮かんでくる。


「…私じゃダメかな?」


「えっ?」


「私がその仔猫飼いたい。」


黒澤くんは私の言葉に瞼きを数回パチパチさせる。


「…あの、猫とか飼ったことないけど、

ちゃんと面倒みれるよっ、私、猫とか大好きだし。…ダメかな?」


静まり返る雨音。


私と黒澤くんの周りにできる水溜まり。


「…じゃあ、こいつ頼む。」


黒澤くんが真っ直ぐと私を見据える。


「いいのっ?」


黒澤くんがまさか許可をくれるなんて思ってもいなかった私は少し目を丸くする。


まぁ、許可が取れなくても諦めるつもりなかったんだけど。


「お前ならちゃんと猫の様子見るだろ。」


真面目な顔で私の顔を見る黒澤くん。


黒澤くんの傘から雫が落ちた。


「本当っ?ありがとう。

ずっと猫飼ってみたかったの!」


嬉しくて顔がニヤけてしてしまう。