あー、流石に黒澤くんの言葉でもこういうのは少し傷つくかも。
ここ場所は、私にとって大切な場所。
『ねぇ、ーーくんっ!
すっごいよ、この魚。』
『はは、そうだね。』
*
+
『また、来ようね。』
『あぁ、約束だな。』
あのときの約束はもう果たせないかもしれないけど。
ここは私にとって思い出の場所。
だから、大切な人と来たかった。
ーーーなんて、私の我が儘か。
…重いよね、こういうの。
それに黒澤くんが楽しめないなら、もともこもない。
「…ご、ごめんね。」
下に視線を向けながら、ポツリと呟く。
「…」
「黒澤くん、生き物好きかなって思って…
本当は動物園にしようと思ったんだけど予約が取れなくて…」
私がそう言った刹那、
「…はぁ!?」
私の言葉に驚くほど反応した黒澤くん。

