「…けど、あんたよりは全然こいつの方がマシ。」 「は?」 「こいつは、誰かさんっと違って人をバカにしたりしないしな。 俺、人によって態度を変える奴よりも誰の前でもバカ正直の奴がいいんだわ。」 女の子に向かってそう言い終わると 黒澤くんの視線は、私の方に向く。 私の顔を見るなり、ニヤっと笑う黒澤くんは本当に意地悪だ。 だって、私が今泣きそうな顔してるの分かってそんな風に笑うんでしょう?