「修学旅行あともこんなに仕事あるなんて実行委員って大変だよなぁ。」
廊下を歩きながら、ぽつりと呟く一輝。
その言葉が自分と思っていたことと同じで思わず苦笑いを溢す。
「…だね。」
私と一輝って似てるのかな。
そんなことを思いながら歩いていると…
「――――鈴…っ!」
ある聞き覚えるのある声が聞こえてきて、後ろに振り返る。
「悠くん…?」
焦ったような顔をしている悠くんに目を丸くする。
えっ、どうしたの?
彼は、軽く走って私に駆け寄る。
不安そうにその瞳がユラユラ揺れていた。
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