けど、いつだって思い出すのは悠くんの姿。 笑った顔、ムスっとした顔、困った顔、意地悪な顔…っ。 そして、他人を見るような顔。 「…っ、ゆ、うくん…グス…うぅ。」 君を思い出すだけでこんなにも胸が苦しくなる。 こんなにも好きなのは、君だけなのに。 君は、私のことを覚えていない。 ううん、知らないのか。