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鈴奈side





「…鈴奈ちゃん。」


病院の椅子で項垂れる私に、


苦しそうに名前を呼ぶ叔母さん。


叔母さんに心配をかけたくなくて、必死に口角を上げる。


「叔母さん…」


「ごめんね、鈴奈ちゃん。

悠斗…記憶喪失みたいなの。」